"BSW"の操作

"BSW"のメインウィンドウは、以下のスクリーンショットのような構成です。まずは、どの部分がどのような役割を持っているのかを確認してください。

解説用スクリーンショット

ウィンドウの右下の方にある「?」が書かれたボックスにマウスカーソルを合わせると、主要な箇所にヘルプメッセージが表示されるので、何かしら迷ったらここを参照しましょう。

画面の上半分は、ゲームプレイ用の部屋リストや、ゲームプレイ画面自体が表示される領域となっていて、そこそこ重いので、PCのスペックによっては各動作がややもっさりした印象になるかもしれません。画面の下半分は、チャット機能の領域ですが、IRCのクライアントあたりに近い雰囲気のスタンダードな構成なので、難しくはないと思います。

ぶっちゃけ、適当にいろいろ押してみれば、ある程度は把握できると思います。

何もかもを詳細に解説するというわけにもいかないので、とりあえず、ゲームプレイ用の部屋に入るために必要な操作を覚えましょう。

01. ゲームプレイ用の部屋に入室するまで

"BSW"は、"Welt"(世界)という単語が示す通り、ちょっとした仮想世界となっています。世界の中には都市があり、都市の中には建物があり、建物の中には部屋があり、部屋の中にはゲームが置いてあります。

都市は数多く存在し、それぞれに、市民の中から(?)選挙で選ばれた市長が存在したり、都市同士が建物の建設に必要な資源(木材やら石材やら)を交易所で取引できたり、条件を満たして新しく都市を立ち上げる権利を獲得したり、つまり、単にボードゲームを遊ぶためのサービスというよりは、"BSW"自体にもゲーム性が与えられているようです。

ちなみに、ユーザー登録を済ませた直後は、「ARMfield」という都市(首都)の所属になるようです。ゲストユーザーには、都市に所属するという概念はありません。

まあ、ここでは、そういうのはいいです。

私も理解できているわけではないので、そういう仕様らしい、くらいの認識で。

で、部屋の中にゲームが置かれている旨は上述の通りですが、どのゲームが置かれているのかは部屋によって異なります。どのゲームをどこにどう配置するのかは各都市の運営方針次第だからです。

勝手に都市に入り、勝手に建物に入り、勝手に部屋に入り、勝手にそこに置かれているゲームで遊ぶこと自体は基本的に問題ない(施設が使用されること自体が都市にとってメリットになる)ようなので、遊びたいゲームが決まっている場合は、検索を使い、目的のゲームが置かれている部屋を見つけます。

ここでは、「ドミニオン」が置かれている部屋を検索します。以下のスクリーンショットを参考に操作を行ってください。

  • 解説用スクリーンショット
  • 解説用スクリーンショット

すると、ゲームプレイ用の部屋リストに表示されている部屋が、「ドミニオン」が置かれている部屋だけになり、リストの上部には赤青緑のタブ形式のメニューが出現します。このタブ形式のメニューは、検索結果をさらに絞り込むために使用します。

  • 赤:未使用:"freie Tische"
  • 青:使用中:"Iaufende Spiele"
  • 緑:募集中:"Mitspieler gestcht"

ここで注意したいのは、上記は、部屋の状態ではなく、部屋の中に置かれているゲームの状態を示しているという点です。つまり、部屋にユーザーが存在しても、ゲームを開始していなくて、募集もしていなければ、その部屋は未使用(赤)に分類されます。

実は、上記は単なる私の予想ですが、おそらく合っています。

無人の部屋を確保したいわけなので、"freie Tische"のタブをクリックして、絞り込まれた中から部屋を選びます。以下のスクリーンショットを参考にしてください。

解説用スクリーンショット

入る部屋を決めたら、その部屋のボタンをクリックしてください。「募集する」ボタン、「入室する」ボタン、その部屋の詳細な情報が表示されるので、「入室する」ボタンを押します。

解説用スクリーンショット

以上の手順で、無人の部屋に入室できるはずです。

02. ゲームプレイ用の部屋に入室してから

入室すると、ゲームの内容に合わせた画面に切り替わります。「ドミニオン」の場合、いろいろなカードが並べられて、俄然ボードゲームっぽくなりテンションが上がってきます。

ちなみに、初めてプレイするゲームは、入室した時点で必要なデータのダウンロードを行うのか何なのか、読み込みに多少時間がかかります。ウィンドウの左上のあたりに「読み込み中……」と小さく表示されるかもしれません。その場合は、焦らずに見守ってください。

で。

入室すると「Game」という名前のサブウィンドウが自動的に開くと思います。これは、メニューバーの「Game」を押すと表示させることができるサブウィンドウで、ゲームの開始や、ゲームのオプションの変更などを行う際に使用します。

オプションには、どのゲームでも同様に表示される項目と、選んだゲームのルールに応じて変化する項目とがあります。

解説用スクリーンショット

どのゲームでも同様に表示される項目は、(私が把握している限りで)以下の通りです。

  • invisible:部屋を不可視状態にして、検索結果に掲載されないようにする
  • drawseat:ゲーム開始時に、席順をランダムに変更する
  • host:オプションを変更する権限を、ゲームに最初に参加したユーザーに限定する

このうち、"invisible"は、入室してすぐに設定します。わざわざ無人の部屋を探して入室したわけですから、積極的に引きこもりましょう。他の項目は、急いで設定する必要はないので、一緒に遊ぶ相手と相談して適当に設定する感じで構わないと思います。

説明が長くて(書くのに)疲れてきました。

疲れたので余談ですが、マニュアルというものは、本来は知識やら手間やらの何らかのコストを支払わないと理解できないようなものを、限りなくノーコストに近い状態でも理解できるようにするための道具なわけです。マニュアルの作成者がコストを払えば、その何十倍やら何百倍やら何千倍やら何万倍やらのマニュアルの読者は、本来要求されるはずのコストから解放されるいうシステムです。極端な表現をすると、個人の努力が、無数の人生を加速させるというシステムなわけです。

正しく作成されたマニュアルは人生加速装置である。

このドキュメントは、誰かの人生を加速することができるでしょうか。

閑話休題。

部屋の状態、部屋の中に置かれているゲームの状態、これらが別のものである旨については上で述べた通りです。入室しただけではゲームに参加したことにはなりません。以下のスクリーンショットを参考に操作を行ってください。

  • 解説用スクリーンショット
  • 解説用スクリーンショット

これで、ゲームへの参加が完了です。一緒に遊ぶ相手も含めて、全員がここまでの作業を一通り済ませたら、同じサブウィンドウ内にある「開始」ボタンを押してゲーム開始です。

さて、「Game」サブウィンドウに関連してひとつ注意事項があります。右下に「OK」ボタンが置かれていますが、やけにいい感じの配置で、"invisible"の設定をした後に、「よーし!設定完了だ!」という勢いで押したくなります。PCの操作に慣れている人ほど、おそらく無意識のうちに押してしまう神配置です。しかし、この「OK」ボタンは、見ての通り「募集メッセージ」の項目に関連するボタンです。

押すと、募集メッセージを2000人とかに発信します。

私は何度か発信しました。速攻で逃げました。閉じる際は、右上の「×」ボタンです。

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