"BSW"の紹介

"BrettspielWelt"(以下"BSW"と表記)というウェブサイトがあります。

"BSW"は、ドイツのウェブサイトで、名称もドイツ語、"Brettspiel"は「盤上で行なうゲーム」の意味、"Welt"は「世界」の意味、発音をカタカナで表現すると「ブレットシュピールヴェルト」が近いようです。英語的に表現すると"BoardGameWorld"といったところです。

余談ですが、大抵の言葉は、ドイツ語に翻訳するだけで必殺技っぽくなります。

盤符「ブレットシュピールヴェルト」

とか。

レ○ス「その身に刻め!神技!ブレットシュピールヴェルト!」

とか。ほら、ありそう。ドイツ語って不思議。

意味は上述の通りなので、必殺技的な言葉という風情ではないのに、やけに格好いい。まあ、ボードゲーム的な仮想世界を構築する必殺技と考えると、荒木飛呂彦やら冨樫義博やらの世界観であれば、変化球気味の能力者が実際に使いそうな印象もあります。

閑話休題。

"BSW"は、その名の通り、ボードゲームで遊ぶことができるウェブサイトです。

ボードゲームといえば、日本では「人生ゲーム」あたりが有名ですが、通常、こうしたボードゲームを遊ぶ場合は、専用のカードやら専用のダイスやら専用のボードやらを用意して、かつ、プレイヤーが集合しなくてはならないため、なかなか気軽には企画できません。

それなら、オンラインゲーム化してしまえばいいじゃない、と誰もが思いつつも、そこは技術的な問題やら権利的な問題やら収益的な問題やらで難しいわけです。難しいわけですが、どういうわけなのか、それをやってしまったのが、"BSW"です。

  • 1995年ドイツ年間ゲーム大賞「カタンの開拓者たち」
  • 2001年ドイツ年間ゲーム大賞「カルカソンヌ」
  • 2009年ドイツ年間ゲーム大賞「ドミニオン」

上記は"BSW"で遊べるゲームの一例ですが、普通に購入すると数千円とかするような、しかも、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞するようなボードゲームの名作群が、本当にどういうわけなのか、無料で、かつ、オンラインで遊べてしまいます。

"BSW"のウェブサイトは、基本的にはドイツ語ながら、中途半端に日本語にも対応しているようなので、「どうして無料で遊べるの?何なの?死ぬの?」などと思った私はウェブサイトの中をざっと、必要に応じて独和辞典で翻訳してみたりしつつ見てみたわけですが、面倒になって途中で諦めました。

どういうわけだろうが、遊べるのなら遊んでやろうじゃないか。

こういった思い切りは大切です。

まあ、理解できた範囲で触れると、"BSW"は、ボードゲームの版権元がユーザー数増加を狙って運営しているウェブサイトらしく、「"BSW"でボードゲームの楽しさに触れた後は実際に商品を買って遊んでみてね!」というコンセプトのようで、要するに公式のウェブサイトなので、安心して遊べます。

買わなくても遊べます。

ボランティア的な営業活動の一環ということで、いつまでも無料でサービスを続けてくれる保証があるわけではないので、遊べるうちに遊んでおきましょう。

これで貴方もリア充です。

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